アリセプトの処方は本当に今のままでいいの? 知っておくべきこと
認知症治療薬で唯一日本で開発された塩酸ドネペジル(商品名 アリセプト)はアルツハイマー病の治療薬として広く使用されています。
進行を約9ヶ月遅らせることができる素晴らしい薬です。
アリセプトの投与は最初の14日間は3mgでその後は5mgに増量するように決められているので一般的には多くの病院でその方法がとられています。
アリセプトは記憶障害の過程の神経伝達物質の低下にアプローチをかけた薬ですが、同時に興奮系の薬でもあります。
ですので初期には「怒りっぽくなる症状」がみられ、後期にも家族の助言を聞きいれないような「頑固」、または「神経質、こだわり」などの症状がみられます。
ただし、そのような副作用は全ての人に出るわけではありません。
アリセプトの使用初めからみられる症状の変化
薬の使用から2週間に出る副作用は「下痢」、「怒りっぽい」などがあり、それを経過すると約63%の方に薬の本来の効果がみられます。
そして薬の使用から約2~3ヶ月のあたりで今度は「頻尿」「頑固」「神経質」「こだわり」「歩行障害」などの興奮症状がみられます。
アリセプトによる興奮症状に悩まされたら・・
そこでコウノメソッドでは、アリセプトの使用で患者さんを介護する家族に対して、細かくアドバイスをしています。
例えばアリセプトの使用開始から2~3ヶ月の時からみられる興奮症状は薬を3日ほど休んだ後、しばらく量を半分に減らすなどの手を打っていきます。
さらにまだまだ多くある認知症の原因となる病気のミスジャッジも懸念されます。
アルツハイマー病であればアリアエプトの投与量は5mgでも問題ありませんが、レビー小体型認知症の患者さんだと5ミリグラムは多すぎてしまいます。その結果、歩けなくなってしまったり、ピッグ病型認知症の患者さんの場合、暴れだしたりしてしまいます。
かかりつけ医に5mgの投与を指示されたとおりに行って、上のような症状に悩まされたら一度こうのメソッドについて調べてみてください。
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