この記事の目次
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9大法則と1つの原則 (法則6~法則9・原則1)
法則6 こだわりの法則
自分のペースでどのような状況下のもとでも何か1つの事を延々こだわり続けます。
他人がやめさせようとすると、こだわりを強めてしまう。
対処方法
◆そのままにする
◆気をそらす
◆第三者に登場してもらう
法則7 作用・反作用の法則
介護する人の感情がそのまま認知症患者の気持ちに投影されます。
「要介護者の気持ちは介護者の鏡」と表現されます。
介護する人がイライラの気持ちで接すると、患者もイライラであったりダダをこねたりし、優しい気持ちで接すると、穏やかに反応してくれます。
患者にとって「良かれ」と思うことでも、無理強いは禁物です。
法則8 認知症の理解可能性に関する法則
老年期の知的機能低下の特性から全ての認知症の症状が理解・説明できるというもの。
一見わかりにくい認知症患者の行動も本人の立場で考えると、すべての行動が理解できます。
そうなるには認知症に対しても理解と、患者の生活歴などを知ることが大事です。
法則9 衰弱の進行に関する法則
認知症の方の老化は非常に早く、健常の人の2倍~3倍のスピードで進行すると言われています。
現在の心身の状態は数年後には違う状態になって行きます。
進行の速度は個人差がありますが、今の患者と一緒に過ごせる時間を大切にしましょう。
原則1 介護に関する原則
認知症の患者は自分が認知できる世界に生きています。
介護する側の人は健常者の「常識」や「事実」を押し付けるのではなく、認知症の人の世界を理解して尊重することが大切です。
認知症患者が見ている世界と現実の世界とのギャップを感じさせないように配慮することが介護のポイントです。
参考文献 ↓↓↓↓↓↓
とても読みやすく、イラストによる解説が丁寧で文字の羅列が苦手なお年寄りにもお薦めの「認知症がよく解る本」です。