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田平武教授ら研究チームの新型ワクチンに期待
アルツハイマー病は何らかの原因(脳細胞の活動の結果)で脳内にβタンパクが集まり、それがβアミロイドとなりβアミロイドが沈着して「老人班」が形成されることが解っています。
今、世界中でアルツハイマー病の原因とされるβアミロイドを除去してくれるワクチンの研究が日進月歩で進んでいます。
そうした世界中の研究チームの中でも最先端を走るのが日本の「国立長寿医療センター研究所」の田平武所長らのチームです。
田平所長のチームは口から入れる経口ワクチンの開発に世界ではじめて成功しました。
「βアミロイド」をあえて腸内に作らせて抗体を上げて脳に送り込まれ老人班の蓄積をおさえる仕組みです。
このワクチンは動物実験では見事な効果を見せています。
アルツハイマー病のマウスに一回口から投与すると老人班が大きく減少し、サルには半年の投与で老人班が見事なくなったそうです。
いよいよ人への臨床試験が行われるところです。