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中核症状に処方するアリセプトは怒りっぽくさせる副作用がある
認知症の中核症状と周辺症状でも書きましたが、認知症の症状は大きく分けて2つあります。
中核症状とは記憶障害、見当識障害、抽象思考障害、判断力低下などの脳機能そのものの低下がみられる症状です。
周辺症状とはいわゆる「問題行動」として介護する家族を最も悩ませる症状で、徘徊、暴力、独語、妄想、幻覚、過食、不眠、介護抵抗、無気力、無関心、無言、うつ状態などがあります。
この周辺症状は認知症の重症度とは無関係とされます。
中核症状に処方する薬はアリセプトとなります。
しかしこのアリセプトは興奮系の薬剤でもあるので、これを知らなければ副作用のため怒りっぽくなるなど興奮させる作用で介護家族は苦しむこととなってしまいます。
周辺症状の陽性症状と陰性症状
コウノメソッドでは周辺症状を陽性症状と陰性症状に分けてそれぞれ処方する薬も異なります。
(クリックで拡大)
コウノメソッドの考え方では「うつ症状」や「無関心」など陰性症状を示す認知症患者さんなら中核症状の進行を食い止めるためにアリセプトを処方しても良いのですが、「暴力」「不眠」などの陽性症状を示す患者さんであるならアリアエプトよりも抑制系の薬を優先させてあげなければなりません。
このようにコウノメソッドは介護している家族の負担を軽くして家庭介護を行える事を優先に考えます。
”中核症状を改善させることが真の医療だ”と頑なに考えている医師の多くは、その患者さんの周辺症状が陰性でも陽性でもアリセプトを処方して、知能検査のスコアを改善させようとします。
そのために介護家族が大変な思いをしているケースが実際に医療現場で起きています。
注)
「コウノメソッド実践医」はほぼ全国にて受診ができる程までになっております。
メソッド実践医での受診を受けずに電話やメール、来院にてのメソッド実践法などの問い合わせ、質問などはマナー違反となります。
受診を前提としてお考えください。
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